おととし、茨城県土浦市でマンホールの中で作業をしていた2人が死亡した事故で、警察は死亡した現場責任者の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

 おととし10月、土浦市で下水管の清掃をしていた当時41歳の現場責任者の男性がマンホールの中で倒れ、助けに行った当時38歳の男性も意識を失い、2人とも死亡しました。

 警察によりますと、マンホール内からは硫化水素と一酸化炭素が検出され、2人の死因は酸素欠乏による窒息死でした。

 その後の捜査で、現場責任者の男性が「酸素欠乏危険作業主任者」を現場に配置していなかったことが分かり、警察はマンホール内で人が倒れた場合に無防備に救助に入らないよう指示を怠ったなどの過失があったとして、男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

 作業を請け負った会社については、男性がこの会社の役員で現場に行くことを社長に伝えていなかったため責任を問うことはできないということです。

マンホール内で作業員2人窒息死 現場責任者を書類送検 (msn.com)